
「学会に使うポスターの締め切りが迫ってるけどデータの完成がギリギリになる!」
「明日、大切な商談だけど名刺がなくなった!」
「イベントで配るチラシがあるけど、たくさん印刷しても余ってしまう…」
ビジネスやプライベートの活動で印刷を注文する際、こういった悩みに直面したことはありませんか?
そんな悩みを解決してくれるのがオンデマンド印刷です。
ただし「オンデマンド印刷ってよく聞くけど、普通の印刷(オフセット印刷)と何が違うの?」と疑問に思っている方も多いはず。
今回は、一般的な「オフセット印刷」と「オンデマンド印刷」の違いやソクプリの印刷方式であるオンデマンド印刷にはどんなメリットがあり、どんなときに選ぶと良いのか、詳しく紹介いたします!
オンデマンド印刷とは?その意味と仕組み
そもそも「オンデマンド印刷」とは、「On Demand」(必要に応じてすぐに)という言葉から生まれた印刷方法で、スピーディーに印刷物を手に入れられるのが最大の特徴です。
オフセット印刷が発注してから印刷物を受け取るまでに数日かかっていたのに対して、オンデマンド印刷は早ければ数時間〜1日で印刷物が完成し受け取ることができます。そのため広告業界では、納期の早さの違いを示す言葉として、「オフセット印刷よりも納期が早い=オンデマンド印刷」と表現されることもありました。ソクプリが最速90分程度でポスター印刷が出来るのはオンデマンド印刷方式だからということです。
※昨今ではネット印刷屋の普及による競争でオフセット印刷仕上げでも当日仕上げや翌日仕上げといった納期の早い印刷会社も増えてきています。しかし工程はオンデマンド印刷の方が少なく時間単位で考えればオンデマンド印刷の方がスピーディーな対応が得意であることは変わりません。
なぜそんなに早く印刷できるの?
その秘密は「刷版(さっぱん)」と呼ばれる型を作らないことにあります。
オンデマンド印刷ではオフセット印刷のように刷版を必要とせず、デジタルデータをそのまま印刷できるため、小ロットでもコストも安く抑えることが可能です。
スピードだけじゃない!オンデマンド印刷の絶大なメリット
オンデマンド印刷のメリットは、納期の早さの他に「必要なときに必要な部数だけを発注できること」という特徴があります。
1部(枚)からでも発注可能!余った印刷物を処分する必要がありません
オフセット印刷では百部〜数百部からしか発注できないといったことがよくありますが、オンデマンド印刷の場合は1部(枚)からでも発注ができます。
つまり、本当に必要な数だけを発注し、万が一不足したらすぐにリピートできるというわけです。これにより、発注者は在庫を気にせず印刷物を入手できます。
小ロットでのコストが安い
刷版を作る必要がなく印刷工程も少ないです。
その分の材料代、人件費もコストカットでき、結果として印刷代金は安くなります。
つまり「バリアブル(可変)印刷」も得意
もうひとつ、デジタルデータを直接印刷するメリットとして、バリアブル(可変)印刷があります。これは1枚ごとに異なる情報を印刷する方法で、例えばナンバリングやチェーン店のメニューで店名だけ変えるといった単純なものから、配布対象に合った情報を組み合わせて印刷するといったことにも向いています。
オフセット印刷では刷版を必要とするため、バリアブル(可変)印刷には向きません。
オフセット印刷とオンデマンド印刷の違いを徹底比較!
両者の違いを比較表をもとに詳しく解説します。
| オフセット印刷 | オンデマンド印刷(電子写真方式(トナー式)) | オンデマンド印刷(大判インクジェット式) | |
|---|---|---|---|
| 納期の目安 | データ入稿から数日〜1週間程度で仕上がり※最近のネット印刷では当日発送も有り | 最短数時間または即日で仕上がり可能 | 最短数時間または即日で仕上がり可能 |
| 画質 | 網点出力による刷版。文字や細線描画が精細 | 極細線や極小文字は潰れる場合がある | 細かなインク粒子で高精細な印刷が可能 |
| 用紙の種類 | コート紙やマットコート紙が主な用紙で厚みも選べることがあります。アートポスト紙などの厚紙も対応可能 | オフセット印刷と同じくコート紙やアートポストなどの厚紙や上質紙に対応 | 多彩な用紙がある。通常の紙以外にユポや糊付きの塩ビなど樹脂で出来た強い用紙やコットン材の用紙など様々 |
| バリアブル印刷 | 刷版を使うため、ナンバリング印刷や宛名印刷はできない | ナンバリング印刷や宛名印刷など、情報を変えながら1枚ずつ印刷することができる | バリアブルのような印刷が可能(1枚毎のデータを用意する必要がある) |
| 価格の目安 | 大部数になればなるほど大きく単価が下がる。 | 名刺やチラシなら百枚から数百枚程度が安い | 1枚から安く印刷出来るが大部数でも単価はあまり変わらない |
オンデマンド印刷の種類と特徴
オンデマンド印刷というのは手段のひとつで、その印刷方法はいくつかあります。ここでは代表的な2つを紹介いたします。
電子写真方式(トナー式)のプリンタ
チラシ、パンフレットなどに用いられます。他、はがきや名刺などの端物に使われたり、フォトブックにも向いています。
電子写真方式とは、感光ドラムに帯電させて絵柄を露光し、感光ドラム上に静電潜像を形成、この静電潜像にトナーを付着させて用紙に転写し、転写されたトナーは熱をかけて定着させます。いわゆるオフィスで使われるレーザー型の複合機も電子写真方式に含まれます。露光方法にはレーザーまたはLEDがあり、感光ドラムはCMYKの4本分を並列に並べることで高速化できます。
電子写真方式のプリンタは、トナーの種類によって仕上がりや雰囲気が変わります。大きな違いとして、粉体トナーと液体トナーの違いが挙げられます。
- 粉体トナー
- 粉体トナーは濃度が高い部分(シャドウ部分)にトナーが多く乗るため、濃度が低い部分に比べて厚みが感じられます。
- 液体トナー
- 一方、液体トナーの場合はトナー自体に透明感があり、濃度の濃さによる厚みはあまり感じられません。印刷も粉体トナーにくらべ綺麗で、フォトブックなどを作る際には、液体トナー機を選択すると銀塩写真の光沢加工のような仕上がりが望めます。
大判インクジェットプリンタ
ポスターやサイン、横断幕といった大きなサイズの用途には大判インクジェットプリンタが使われます。インクの種類はいくつかあり、それぞれに特徴があります。

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水性染料インク
最近は顔料インクの品質向上によりあまり見なくなりました。鮮やかな発色ですが耐水性や耐候性に弱く、色あせしやすいです。

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水性顔料インク
ポスター印刷ソクプリがメインで使用している方式で色の安定性も高く、色鮮やかでありながら水性染料インクより耐水性、耐候性が強く色あせしにくいインクで綺麗なポスター印刷が可能です。メディア(用紙)によって短期なら屋外利用も可能でラミネートをすれば中長期の屋外利用も可能です。

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ソルベントインク
インクに臭気があり環境にも優しくありません。上記2種より耐候性、耐水性に強く屋外で長期間掲示するなら溶剤(ソベルト)系が向いていますが発色やインク粒子の細かさは水性顔料に軍配が上がります。

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エコソルベントインク
ポスター印刷ソクプリでも採用し屋内外用の掲示物に使われ、ソルベントタイプよりエコで環境に優しく、臭気が少ないインクです。最新プリンタでは発色も良く水性顔料に迫る品質です。

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ラテックスインク
水性インクでありながら耐候性、耐水性に優れています。発色は水性顔料に軍配が上がります。

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UVインク
フラットヘッドタイプのプリンタならアクリルや皮革、アルミなどさまざまな厚みのある素材にも印刷可能で耐候性、耐水性もあります。また、ソベルトインク系のインクジェットプリントは印刷されてインクが用紙に定着するまでに半日〜1日をかけて乾燥させなければなりませんが、UVインクジェットプリンタはインク自体に紫外線で硬化する特徴があり乾燥を待つ必要がありません。
大判インクジェットプリンタと言えば水性顔料やエコソルベントインクを思い浮かべると思いますが他にもさまざまな種類があるため、先に用途を踏まえた上で最適なインクを選択したいところです。例えば、レストランのような食物を扱う場所や、幼児が集まるような場所に掲示する印刷物の場合、インクには臭気のない水性顔料などエコタイプのものを選びたいです。また、ソルベント、エコソルベントは乾燥時間がかかるので、お急ぎの場合(当日にほしい等)は向いてないといえます。
最後に・・・
「オンデマンド印刷」は、専用の型(刷版)を作らないため、1部からの小ロットでも安くスピーディーに印刷できるのが最大の魅力です。
必要な分だけ発注することで無駄な在庫を持つ必要もなくロス(廃棄)も無くせますね。
また、1枚からでも安く注文出来るので印刷物の内容(メニューや価格等)に修正があっても注文のハードルが低く、結果として常に最新の情報を綺麗な状態で発信できる点も大きなメリットと言えるでしょう。
大判印刷の場合は大量枚数の注文機会は少ないと思われますのでほぼオンデマンド印刷(大判インクジェット)になるかと思いますが、チラシとなると数十部や100部に満たないくらいの少部数の場合はオフセット印刷よりオンデマンド印刷のほうが良いかと思われます。





